風しんと麻しん(はしか)の流行がとまらない

 2018年10月から風しんの流行が始まり、12月末までに2917人の風しん患者さんが報告されました。妊婦さんが風しんにかかると、心奇形、白内障、難聴、精神遅滞の赤ちゃんが生まれる可能性があります。現在、アメリカは妊娠可能性のある女性の日本への渡航をすすめていません。日本政府はこの事態を受け、さしせまる東京オリンピックの成功もかかっているため、風しんのワクチンの定期接種化(無料での接種)を決めました。受けられる人は39歳〜56歳の男性で、血液検査で風しん抗体が低い人です。現在、風しん単独のワクチンの生産は大変少なく、ほとんどが麻しん、風しんの混合ワクチンになりますが、この混合ワクチンでも無料になります。

 2019年1月に入り、三重県のワクチンや医療を余り受け入れない団体の集会で麻しん(はしか)が流行しその周りの人にも感染しました。また大阪のデパートでも麻しんが流行しました。さらに麻しんにかかった人が新幹線に乗車し感染が広がっています。麻しんは大変感染力がつよく、1人が10人以上に感染させ、インフルエンザの約10倍です。また症状は重症で1000人に1人が亡くなる病気です。予防するためには1歳になったらすぐ1回目を、年長さん(5−6歳)になったら2回目の麻しんワクチンをする必要があります。現在の成人は麻しんワクチンを1回しか受けていない人が多いためなかなか流行が止まりません。1歳未満の1度もワクチンを受けていない子どもさんがかかり重症化することが心配されています。昨年沖縄で流行したときが102人でした。今年は1―2月ですでに147人の患者さんが報告されています。麻しんワクチンを1回しか受けていない、パパ、ママがいらっしゃったら是非2回目の接種を受けて子どもさんを守ってあげてください。これは任意接種(有料)になります。